小論文の基礎ルール5 ~だろうか、~ではないか→禁止

学術論文やレポートと受験の小論文をごちゃまぜしてはいけない。

ごちゃまぜにしている小論文講師が山ほどいます。

受験生レベルだと見わけがつかないのかもしれないね。

彼らの小論文の参考書などは参考になりません。


私が確認したところ、書店に置いてある看護受験用の小論文の参考書は全てダメですね。

実力のないゴミ講師が執筆した参考書にはこのように書かれてあります。

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入試小論文の設問は、「○○についてあなたの考えを述べなさい」、というものが多い。したがって、「○○とはどうあるべきだろうか」、「○○を実現するためには何が必要だろうか」というように、論点は疑問形で示すとよい。

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これを鵜呑みにして

絶対に疑問形を使ってはいけません。

小論文は自分の考えを明確に書くもの。

「○○とはどうあるべきだろうか」、「○○を実現するためには何が必要だろうか」と書いても意味がない。

また、疑問形の文末表現は、意見に伴う責任からの回避になってしまう。

「~ではないか」や「本当に~だろうか」といった表現は曖昧な表現になりがちです。

受験小論文、とくに看護受験では使わない。

もちろん、学術論文の場合、「~だろうか」や「~ではないか」を問題提起として使い、深い考察へと導くことはできますよ。

研究レポートでもパワーフレーズとして使う場合があります。

(例)文章の前半

「このAという結果は何故生まれるの"だろうか"。過去の事案BとCを考察すると、Dという結果が導き出される。つまりAは~」

このような文章なら、「学術論文」ではOK

ただし、

文章のまとめの段階で以下のように使われていたのであれば×

※NG例

「このAという結果は何故生まれるの"だろうか"。我々は深く考えていかなければならない。」

看護受験では深い考察は不要です。

深い考察が必要なテーマは出題されないからです。





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